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「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGAMAX」 ★★★★★(5.0点/5.0点)

95分/日本(2011)

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 傑作「仮面ライダーW FOREVER A to Z 運命のガイアメモリ」の坂本浩一監督がメガホンを取ったMOVIE大戦シリーズ最新作。本作もワイヤー、肉弾戦ありの坂本アクションてんこ盛り!究極のアクションエンタテイメントに仕上がっている。凄まじい傑作だった。

 あらすじはややこしいので割愛(笑)。というのはあれなので、一応公式サイトのリンクを貼っておきます。→ コチラ

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 2年くらい前から(たぶん)始まったMOVIE大戦というシリーズ構成のライダー映画作品、大抵その年のライダーと前の年のライダー、そして歴代ライダーがクロスオーバーするお祭り仕様な作品なのだが、この仕様から想像がつく通り、一本の中でそれぞれのライダーの話をオムニバス形式に並べて最後に無理やりごた混ぜにしてドッカンドッカンやるだけ、中身が無いに等しいし、脚本のクオリティも低いなんてもんじゃない。が、今年そのジンクスがものの見事に断ち切られた。

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 まず今回はクロスオーバーが不自然じゃない!!どういう事かと言うと、現在放送中のフォーゼを除いて本作に登場するライダーのW、オーズは本編中にデッドエンド(ライダーに変身できなくなって最終回が終わるとかそういった展開)が無く、いつまででも展開可能な作品だからだ。だから地続きでフォーゼの世界と繋がっているとしても何ら問題が無い、設定からして恵まれている非常に幸福なMOVIE大戦と言える。そして脚本も素晴らしい。これまでオムニバス色が強かったのは各パートで脚本の分業を図っていた事も原因と考えられるが、本作はそれぞれのパートにしっかり作用し合うような絶妙な出来だった。今回脚本を担当したのは中島かずきさん小林靖子さん。中島さんはフォーゼのメインライターとして、小林さんはオーズのメインライターとしてそれぞれ活躍しているが、テレビ版本編を見ている限りどちらも相当な実力を持っているのは間違いない。だからこそMOVIE大戦史上最多の5部構成ながらこれほどまでにドラマチックでアツく、一体感のある絶妙な脚本が完成したのだろう。特に感心したのがWの劇場版である「運命のガイアメモリ」内でオーズがWに向かって言う「ライダーは助け合いでしょ」の台詞を引っ張ってきていた事。本作では逆にW側がその台詞に乗っ取ってオーズとフォーゼを助ける。これはファンには堪らなく憎い最高の演出!かゆい所に手が届くというか、ほんと憎い(笑)

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 本作はここまででも十分素晴らしい出来なのだが、そこに坂本監督によるアクション演出が加わるからもう大変(笑)。とにかく坂本監督と言ったらワイヤーアクションと肉弾アクションのキレの良さだ。しかもそれがどんなアクターでも、ライダーじゃない生身の状態でも同じクオリティ。特に今回は生身のアクションが凄まじい。例えばオーズのパートで主人公の映司(渡部秀)とその相棒アンク(三浦涼介)がオーズテレビ本編内で居候として住まわせてもらっていたレストランのクスクシエを舞台に大立ち回りを演じるカットがあるのだが、狭い室内でセットを大胆に破壊しながらの肉弾戦は迫力があって見ごたえも抜群。更にはフォーゼのパートで主人公弦太郎(福士蒼汰)がヒロインの撫子(真野恵里菜)を振り回しながら闘うというとんでもなくVシネ版仮面ライダーアクセル(同じく坂本さんが監督を務めた)ライクなアクションまで飛び出したりと、とにかく盛りだくさん。しかし全然観ていて飽きないから坂本アクションは本当に凄い。おまけに演出も憎い!(笑)また言っちゃいましたけど、憎い演出もてんこ盛り。終盤、W、オーズ、フォーゼがそれぞれ主題歌に乗って闘うシーンなんか激アツで最高に燃えます!一緒に言った友人を差し置いて大興奮、叫びたくなったほど(笑)。

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 正味100分弱の中にこれだけのアクションとアツい展開のドラマ、演出を盛り込んだ作品を作ってしまうというのは特撮映画、むしろ日本映画の中でも異例の事ではないかと思います。そしてMOVIE大戦のそれまでの低クオリティでこんなもんでいいんじゃねーの的な作り手側の怠慢を感じてしまうようなジンクスにも見事に風穴をぶち開けてました。本当に素晴らしい!この後のMOVIE大戦はプレッシャーですなぁ(笑)。ま、それは置いといて、私はWもオーズもフォーゼもテレビ版等全て見ているファンなので嬉しすぎるカットばかりで大満足。特にWが大好きなので登場時のテンションの上がり方が気持ち悪いくらいで、あと多分全編のうちの1時間くらいはグッときすぎて泣きっぱなし(笑)でしたが、仮にファンでなくとも一本のアクション映画として十分上手くまとまっていると思います。まぁテレビ版などは見ておいた方がいいのは間違いないですけどね。とにかく年末にこういった作品が観られて良かったですし、また観たいと思わせてくれる作品でもありました。仮面ライダーと思って舐めることなかれ。観た事が無い方はぜひ一度ご覧になってみてください。
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テーマ : アクション映画
ジャンル : 映画

2011-12-25 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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「仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーエターナル」

 2009年~2010年にかけて放映された平成仮面ライダーシリーズ11作目、仮面ライダーWのスピンオフ企画第2弾。前作「仮面ライダーアクセル」同様、今回も坂本浩一さんが監督を務め、見ごたえ溢れるアクションエンターテイメントに仕上がっている。

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 一度死んだものを特殊な酵素によって蘇生し、不死身の肉体の戦士に育て上げ傭兵として利用する、それがNEVER。かつてガイアメモリと技術で競ったが敗れ、資金援助を担当していた財団からの支援を断たれてしまう。しかし、自分たちを見限った財団にNEVERの有用性を証明するため、大道克己(松岡充)をはじめとするNEVERの面々は日々戦いに明け暮れていた。あるミッションで訪れたS国でミッション中にクオークスと呼ばれる超能力兵士と遭遇する。彼らはなんとNEVERを見限った財団による支援を受けていた。どうあっても衝突が避けられない、化学によって生み出された2つの勢力だったが、クオークスは予想以上に強く、更にはクオークスを仕切るドーパントまで登場し、NEVERは追い込まれていった。そんな中克己はエターナルメモリと運命的な出会いを果たす。

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 Wはテレビシリーズからのファンであり、エターナルが好きなので評価は甘いが、本作も非常に面白かった。劇場版やTVシリーズとのつながりも申し分なく、ファンであればあるほど深みの生まれる作品に仕上がっている。劇場版、前作アクセル、本作はどこを取っても外れがなく、そしてクオリティが高い。この安定感には脱帽である。
 本作は劇場版の「A to Z 運命のガイアメモリ」までのNEVERの活躍を描いているのだが、どうして大道克己は風都を地獄にしようとしたのか、どうしてメモリを挿入するドライバを持っていたのかなどの疑問もしっかりと解決しており、流れが実にスムーズで脚本に隙が全くない丁寧な展開になっている。クオークスは観るまではかなり突拍子もない存在で浮いてしまわないかと心配だったが、そんな心配は無用だった。Vシネ単体で一つの新しい世界観がしっかり構築されているため、別に気にならない。こういった点が心配な方でも観て損はないだろう。

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 監督を務めた坂本浩一さんはA to Z、アクセルの監督も担当している。また、坂本監督は同時にアクション監督でもあり、A to Zやアクセルに負けず劣らず本作も凄まじいアクションの連続で、一瞬たりとも目が離せない。NEVERの面々もそれぞれの個性をうまく現したアクションをこなしているし、キャラクターも活きていた。京水(須藤元気)の存在感は今回ますます濃くなってウザさも何割増しかになっていた(笑)。そして殊に今回はエターナルが主役とあって、A to Zでは少ししか見られなかったエターナルのアクションをこれでもかというくらいに堪能できる。エターナルファンの私にはこの上ない一本になった。私個人の視点だが、特に良かったアクションシーンは終盤のエターナルとアイズドーパントの一騎打ちの場面で、止めの一撃に蹴りを浴びせ、サムズダウンをキメるまでの一連の流れだ。蹴りの部分はワイヤーアクションをスローにしたもので、ドリルのごとく回転しながら、かつ青い炎のエフェクトが入り迫力満点。そしてエターナルと言えばサムズダウンなのだが、ここぞという場面であれを持ってこられると、こっちとしてはかっこいいの一言しか出ない。兎に角凄まじいかっこよさだ。坂本監督はそういった見せどころをしっかり熟知している素晴らしい監督だと思う。
 更に、坂本監督は器用な方で、細かい部分に対するこだわりも忘れていない。例えば、本編の構成などは克己が完全に主人公というわけではなく、時間軸もA to Zの後で、ミーナという克己の真実を知る女性が風都のライダーであるWの翔太郎とフィリップに回想しつつ語って聞かせるという流れになっている。これによって翔太郎とフィリップが出演する事に意味が生まれる。また、終盤すべての話を聞き終えた翔太郎とフィリップが克己に弔いの花を贈るシーン、翔太郎達が立っている場所はなんとWのTVシリーズのOPで開始時にWが立ってスカーフをはためかせている場所と同じで、監督いわくオマージュとのこと。こういう細かい部分の展開や演出は本当にWが好きじゃないと絶対にあり得ないだろう。

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 A to Zで見てからエターナルのデザインには一目惚れ状態だった。3本角とか、足と腕の青い炎の装飾とかマントも良いが、なんと言っても武器。普通最近の仮面ライダーだったら何かしら派手な武器を持っていそうなものだが、エターナルが持っている唯一の武器はメモリスロット付きの小ぶりなナイフ一本だけ。しかし逆に強さに説得力が湧く、実に理にかなったデザインと言えるのではないだろうか。

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 これで仮面ライダーWは完全に終わってしまったわけですが、非常に寂しいです・・・。また機会があったら是非とも続編とかスピンオフを作ってほしいですねぇ。でも設定上Wは消滅しておらず、最終回も決意を新たに街の平和を守っていこうという所で終わったので、可能性がないわけではないです。というわけで私はこれからも仮面ライダーWを応援していきます!

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          ↑エターナルメモリとの運命の出会い。

テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

2011-07-26 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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「仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル」 ~こんなブログ振り切るぜ!~

 2009年~2010年にかけて放映された平成仮面ライダーシリーズ11作目、仮面ライダーWのスピンオフ企画。Vシネマとして製作された。本作では熱血刑事照井竜にスポットを当て、仮面ライダーアクセルを主役として物語が進む。

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 相変わらずの熱血仮面ライダー刑事の照井竜は、鳴海探偵事務所の所長である鳴海亜樹子と結ばれ、幸せな新婚生活を送っていた。偶然現行犯でスリ犯を確保したことから、連続スリ事件を追う事になった照井。しかし何者かの罠で同僚の刃野刑事を拳銃で撃った犯人に仕立て上げられ、更にはスリ犯の内の一人、葵と行動を共にすることになってしまう。そしてそこへコマンダードーパントが現れ葵に爆弾を仕掛け、そして葵の命を担保にあるものを取ってくるように要求される。深刻化する事態、果たして照井は自分にかかった嫌疑を晴らし葵を救い、ピンチを振り切れるのか・・・。

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 スピンオフでVシネ作品ということもあり、多少内容が不安だったが、見事に良い意味で裏切られた。スタッフのダブルに対する愛が感じられる良い作品である。テレビシリーズからのファンはまず間違いなく満足できる作品だろう。
 ストーリーに関してはいつも通りのダブルといった感じ。コメディ要素やシリアス要素が上手く盛り込まれている。また、ゲストキャラとして、テレビシリーズに登場したリリィ白銀とフランク白銀も登場。リリィさん相変わらずかわいいっす(笑)。終盤にはしっかり照井のキメ台詞(振り切るぜ!、俺に質問をするな!)を入れたり、ベタだけど熱い展開、新フォームのアクセルブースターの登場など盛りだくさんで言う事なし。今回特筆すべきはアクションパートだろう。本作も自らアクション監督を務める坂本浩一監督の作品ということもあり同監督の先の劇場公開作で、文句なしの傑作である「A to Z 運命のガイアメモリ」並、もしくはそれ以上にアクションの充実したボリューム満点なものに仕上がっている。今回はアクセルではなく照井竜の生身のアクションが凄まじい。演じていた木之本さんの迫真の立ち回りは必見。何度見ても素晴らしい。特に中盤、スリ犯の葵と手錠で繋がった状態でコマンダードーパントの下っ端と闘うシーンは一押し。撮影も大変だったとは思うが、やはり手錠という制約付きの中で見せる格闘アクションはかなり辛かったのではないだろうか。重ねて言うが、照井竜役の木之本さんは本当に素晴らしいアクションを見せてくれている。また、本作ではなんとなだぎ武もアクションに参加。ジャッキー・チェンに影響を受けたという坂本監督の指導のもと、中々のジャッキー風アクションを披露している。そちらの方にも注目してもらいたい。

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 この仮面ライダーW RETURNSという企画は本作だけに留まらず、7月にもう1本リリースされる。それが「仮面ライダーエターナル」である。こちらは前にも書いた「A to Z運命のガイアメモリ」に登場した敵キャラである、松岡充さんが演じる大道克己(仮面ライダーエターナル)および彼の率いる組織、NEVERにスポットを当てた作品となる。本作同様スタッフの愛がにじみ出た作品となる事は間違いないと思われるので、大いに期待したい。

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          ↑画質は良くないですが、ゲストキャラのリリィ白銀さん(長澤奈央ちゃん)。

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          ↑松岡充さん演じる大道克己率いるNEVER。ちなみに松岡さんの右奥は須藤元気さん。

          
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テーマ : 特撮・戦隊・ヒーロー
ジャンル : 映画

2011-05-05 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」 ~伊達さんの存在感ェ~

 仮面ライダーが放送開始されてからいつの間にか40年も経ったらしい。本作はそんな仮面ライダー40周年を記念して造られた記念碑的作品である。ベースは現在放送中のオーズ、そして過去のライダーを出すとなると当たり前なのだが電王が主体となっている。

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 明日のパンツがあれば生きていけるパンツ男の映司は、アンクとオーズの力を借りて日々ヤミーと闘っていた。ある日、ヤミーではなくイマジンに遭遇する。戸惑う映司の元へデンライナーとNEW電王が登場し、イマジンを一掃しようとするが1匹だけ逃がしてしまう。逃がした1匹は40年前にタイムスリップしてしまった。逃がしたイマジンを倒すために40年前に行く事になったデンライナーに映司とアンクも便乗。ところがふとしたきっかけで40年前にセルメダルを落としてきてしまう。それに気が付かず元の時代に戻ってきた映司とアンクだったが、そこは元の世界とは程遠い、ショッカーの支配する世界だった。映司たちは過去に介入した事で未来を変えてしまったのだ。なんとか元の世界に戻そうと奮闘するのだが・・・。

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※当然ながらネタバレを含む。

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 まず思ったのは、全体的に散漫だということ。ポスターなどで数十人のライダーを出演させる事はわかっていたが、散漫な印象にさせるのはその事が直接的な原因ではなかった。主に脚本と演出が原因だと思われる。シリアスとユーモアの使いどころがおかしいし、終盤のヒーローショーのような安い演出と、いつも通りの演出との差も感じずにはいられない。更にラスト、岩石大将軍との戦闘はギャグだろ・・・。また、米村氏による脚本も相変わらずグダグダな展開が多く、話のつなぎ方も適当。ほんとに40周年かこれはと疑問に思わずにはいられない。しかし悪いところばかりではない。1号、2号の演出は素晴らしかった。登場シーンやライダーキック、ダブルライダーキックなど世代の方には堪らないはずである。藤岡弘さんと佐々木剛さんのアテレコも気合十分で良かったと思う。また、本作は子供が重要な役割を果たすのだが、子役の演技が上手かった。これはかなり評価できるポイントだと思う。そして、「ライダー魂」なる言葉が劇中登場する。この言葉には少しばかり感動してしまった。どんなにつらくたってライダーは正義の味方!決してあきらめない日本のヒーロー!当たり前のように思っていた事だが、改めて実感できた。

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 40周年の割にはいまいち空回りしているように感じてしまったが、いつものライダー映画よりも豪華だった事は間違いないし、1号と2号は実にかっこよかった。単純に娯楽作として楽しむべきでしょうね。思い入れの強いライダーがあんま活躍しないよ!とかそういうのは考えないようにしましょう(笑)
 これからもライダーの歴史は続くと思います。ずっと日本が誇れるヒーローであってほしいですね。

テーマ : 特撮・戦隊・ヒーロー
ジャンル : 映画

2011-04-25 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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2010年映画 マイベスト

第10位 「月に囚われた男」
 シンプルなシナリオを数々のSF映画に対するオマージュで飾り付けた作品。切なさとサスペンス要素が絡み合い美しく良質な作品に仕上がっている。シンプルだからこそオマージュが引き立ち、そこに新たな味が生まれている。その産物と言えるのが劇中に登場する「ガーティ」というロボットではないだろうか。彼は電光掲示板に表示される何パターンかの表情と、アームだけで感情を表現しているが実に多彩で豊かな表情であった。ロボットが登場するSF映画は多いが、本作のガーティのようなロボットは見たことがない。監督のSF好きあってのものだろう。オマージュから生まれた新たなオリジナリティを確立していると言える。
 ほぼ一人で演じているサム・ロックウェルの演技も素晴らしく、同じ顔でありながら性格の違うクローンを見事に演じ分けている。        
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第9位 「トロン:レガシー」
 前作「トロン」から28年、進化した美しくダイナミックな映像表現と音楽の融合が生み出すエネルギーは他の作品の追随を許さない。実に素晴らしく、また可能性に満ちた作品であった。
以前からCMを手掛けていた監督の初の映画ということもあり、話の展開が乱暴で不自然、更には前作を観ていなければオマージュに気が付かず全く面白味のない作品に感じると思う。しかし可能性に満ちたとはこの事で、逆にその条件さえクリアしていれば十二分に楽しめる最高のエンタテイメント作品に変わることは間違いないだろう。至る所に散りばめられた前作へのオマージュ、激しくも美しい映像表現、ダフト・パンクによる良質な音楽。それらが一つになった時のこの映画の本当の素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらいたい。
また、これは個人的なことだが、オリヴィア・ワイルドの美しさが本作を支えていると言ってしまっても過言ではないと思う(笑) 彼女のこれからに期待したい。
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第8位 「ユニバーサル・ソルジャー リジェネレーション」
 言わずと知れたジャン=クロード・ヴァン・ダムの代表作「ユニバーサル・ソルジャー」シリーズ。本作はその新作であり、おそらくファンとってはたまらない作品である。50歳とは思えないアクションをこなすヴァン・ダムを堪能できるのももちろん素晴らしいが、なんと言ってもドルフ・ラングレン扮する宿敵のスコットの存在が大きい。1作目で壮絶な闘いを繰り広げた二人が10年以上経ってから再び対決し、凄まじいバトルを展開する。こんなに嬉しいことはない!!
 監督は過去ヴァン・ダムと2度タッグを組んだことのあるピーター・ハイアムズの息子、ジョン・ハイアムズ。本作ではピーターも撮影監督として参加している。これもファンには嬉しい限り。彼らの構築する秀逸なシナリオや、カメラワークにも注目してもらいたい。
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第7位 「Dr.パルナサスの鏡」
 ファンタジー映画界の名匠、テリー・ギリアム監督作品。撮影途中に主演のヒース・レジャーが急逝してしまったため、作品にできた大きな穴を埋めようと、彼の友人であるジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが後を引き継ぐ形となった。最初にこの話を聞いた時は残念であると同時に映画の先行きが心配であったが、公開されてみれば豪華なキャストや監督の持ち味が存分に活かされた快作であった。
 さすがにファンタジー映画を撮り慣れているだけあって彼の描く鏡の中の世界は非常に魅力的で自由である。CG時代の作品であり、未来世紀ブラジルや12モンキーズからは年数が経ったとはいえ、本作もアナログな部分に支えられており、逆にCGとの整合性を欠く事で少なめのアナログな部分が引き立ち、絶妙に絡み合っている。
 ヒースの死は非常に悔やまれるが、この作品が遺作となってしまったのはファンにもヒースにとっても幸せなことだったのではないだろうか。彼の冥福を祈るとともに、この作品が後々まで伝わっていってほしい。
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第6位 「マチェーテ」
 ロドリゲス作品というと、どれも趣向が似た傾向にあるような気がするが、今回ももれなく同じような内容。しかし本作は登場キャラクターが素晴らしかった。
 まずミシェル・ロドリゲス扮する「She」。彼女の腰のくびれに魅かれない男がこの世にいるのだろうか(笑) とにかくエロかっこよかった。この言葉に尽きる。この映画で改めてミシェル・ロドリゲスに惚れなおしてしまった。未見の方は是非彼女に注目してもらいたい。
 そしてなんと言ってもスティーブン・セガール扮する「トーレス」。そもそもセガールがメジャーな映画に出演というだけでファンには嬉しい限りだが、本作ではなんとコテコテの悪役を熱演している。挙句、ラストのマチェーテとの一騎打ちでは合気道技を披露している。もうファンには堪らない演出である。
 また、本作には常連のごとくトム・ザヴィーニが出演していたのも個人的にはツボだった。何だかんだで大爆笑の1本。
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第5位 「ゾンビランド」
 うわべは王道ゾンビ映画であるが、中身は一味違う。主人公が独自のルールを持っており、それを駆使してゾンビのはびこる世界を生き抜くというもの。シンプルではあるがそのアイディアが非常に良かった。また、ユーモア要素も豊富で、ウディ・ハレルソンがトゥインキーに夢中になっていたり、ビル・マーレイが出演していたりと、愉快で笑えるゾンビ映画に仕上がっている。ソーシャル・ネットワークでお馴染みジェシー・アイゼンバーグが主演しているほか、リトル・ミス・サンシャインの頃からすっかり大人びたアビゲイル・ブレスリンにも注目。
 従来のゾンビ映画ファンにも、新規ファンにもおすすめ。
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第4位 「エクスペンダブルズ」
 スタイリッシュさを追求したアクションが蔓延する現代に我らがスタローンが真っ向から勝負を仕掛けた意欲作。スタローンをはじめとし、彼を慕う肉体派アクションスターの豪華競演による筋肉お祭り映画の決定版。内容も凄まじいランボーアクションの連続、そして大量の火薬での爆破祭と、ボリューム満点。中盤のスライ、ウィリス、シュワの共演シーンで身震いした方も多いだろう。
 私もアクション映画が好きだが、こういうアクション映画が00年から10年も経った後に観られるとは思っていなかったため非常に嬉しいし、劇場で観ていてとても楽しかった。別に最近のスタイリッシュアクションが嫌いなわけではないが、観終わった後に印象に残っているようなアクションには余り出会えなくなってしまったというのもまた事実である。だからスライの気持ちはすごくよくわかる。エクスペンダブルズは今後もシリーズとして展開していく。実に楽しみである。
 ちなみに本作は吹き替えも往年のアクション映画ファンにはたまらない仕様で、ソフト版でもファンを満足させることは間違いないだろう。
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第3位 「リトル・ランボーズ」
 兎に角映画が好きな方には是非とも観ていただきたい1本。映画には宗教も人種も国境も関係ない、それほどの力があるという事を改めて実感させてくれる作品だった。主人公の映画に対する純粋な情熱が良く表現されており、映画好きな人間ならどこか共感できる部分があるはずである。
 この映画の最大の特徴は主人公や登場人物がほとんど子供で構成されているという点。随所に登場する落書きやパラパラ漫画など、創造力豊かな子供の脳内ビジョンを見事に映画にフィードバックさせている。本編に登場する自主製作映画の演出も子供ながらのものが多く、手作り感が上手く表現されていた。夢中になって特撮ヒーローやドラマの主人公になりきっていた頃、そんな誰もが経験したであろう時代を思い出しながら本作を観るのもいいのかもしれない。
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第2位 「第9地区」
 ピーター・ジャクソンが原案を考えたことで有名だが、監督も無名の新人で、有名な俳優も出ていない、そして低予算。しかし内容は目を見張るものがあった。新時代のSF映画、そして“男”の映画の傑作である。
 本作の魅力は主に、宇宙人の設定の新しさ、そして主人公の変貌にあると思う。
 まず宇宙人(通称エビ)についてだが、彼らは人間によって隔離され、家を与えられている。また、エビの中でも知能の高い者、低い者がいて、格差が生まれている。いわば人間によって人間たらしめられた宇宙人とでも言うべきか。人間よりも人間的な宇宙人とも言えるような気がする。
 次に主人公の変貌について、兎に角序盤から終盤、というか劇中ほぼ卑屈で嫌なやつとしてのイメージが強いが、ラスト、避けようのないエビ化、あるエビ親子との出会いによって本物の“男”に変わっていく。序盤は特に嫌なやつで、エビに対しての扱いも酷い。中盤エビ化が始まってからも自分の体を治そうとしてエビに協力する。しかしラストは自分の意思でエビの親子を救う。ダメなやつが変わるという展開はありがちだが、これほどまで勿体ぶって引っ張った、そして清々しい変貌ぶりには観るたびに燃える。
 本作では前述した要素の他にも、主人公を熱演したシャルト・コプリーの見事なアドリブ、秀逸なデザインのパワードスーツや武器類にも注目してもらいたい。特にパワードスーツはメカ好きには堪らない。
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第1位 「インセプション」
 堂々1位はクリストファー・ノーラン監督による野心あふれる作品、インセプション。いわばノーラン監督の頭の中のヴィジョンをそのまま映像にしてしまった内容、そして2001年宇宙の旅やマトリックスなどのオマージュを上品に取り入れたオタク的要素の強い作品だが、何度観ても素晴らしい。そもそもこれほど観る人を選びそうな作品を莫大な予算で製作できるというのがノーランの凄いところ。相当の自信と野心があるからこその作品であり、いかに肝の据わった人物であるかが窺える。
 夢の中に入り込むというアイディアはこれまでにもマトリックスや押井守監督のアヴァロンなどさまざまな映画で似たような題材が取り上げられているが、インセプションに関してはそこから更に発展し、細かなルール設定によってオリジナリティを確立しており、非常に完成度が高い。特に夢に階層があり、夢の中で眠る事によって次の階に潜る事が出来るという設定はお見事。
 キャストも豪華で素晴らしい。主要キャストはもちろんだが、ノーラン版バットマンでお馴染みのキリアン・マーフィーやマイケル・ケイン。更にはマリオン・コティヤールやトム・べレンジャーなども脇を固めている。皆キャラクターとしても魅力的で、それぞれ役割がきちんと設定されている所も面白い。また、渡辺謙さんが全編にわたって活躍していた事も日本人にとしてとても嬉しい。
 ノーランの極力実写に拘った撮影に関してもあまりの大胆さに感心するしかない。殊に無重力のシーンは無言で納得するしかなかった。無重力、および回転廊下のシーンでは30mほどの廊下のセットを縦、横共に製作し、実際に回転させたり俳優を吊って撮影している。恐ろしいまでの拘りである。実際に出来上がったシーンは素晴らしく、アクションシーンとしては近年稀に見る名シーンだった。
 音楽はバットマン・ビギンズ、ダークナイトに引き続きハンス・ジマー。相変わらず巧い。映画もそうだがサントラも何度聞いても素晴らしい。
 インセプションは総合的に見て文句なしの2010年第1位。自分のツボを完全に突かれたと言っていい。そしてノーランの次回作はダークナイトの続編、ダークナイトライジスという事だ。本作で出演したキャストのうちの何人かの出演も決まっているようで、期待大である。
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2010年、実に様々な映画が公開されたが、個人的にはアクション映画の飛躍の年だったように思う。ランキングにも入れたが、ユニソルやエクスペンダブルズでは往年のアクションスターが名を連ねており、アクション映画好きとしては嬉しい限りだった。
2011年は待ちに待ったトランスフォーマー3やSuper 8などエイリアン映画イヤーらしいが、それ以外にもどんな映画に出会えるかが楽しみ。

テーマ : 映画感想
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2011-04-24 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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