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「冷たい熱帯魚」 ~ま、そういう事だから!よろしくな!~

園子温監督の作品を観たのはこれが初めてだったが、エログロな毒の効いたエンタメといった感じで非常に衝撃的だった。

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 小さな熱帯魚店を営む社本(吹越満)は亡くなった妻に代わる新しい妻妙子(神楽坂恵)を迎えてからというもの、グレた一人娘の美津子(梶原ひかり)を含む家族3人のギクシャクした人間関係に悩んでいた。ある日美津子がスーパーで万引きをして警察に通報されそうになる。窮地の中突然、社本と同じく熱帯魚店を営む村田(でんでん)と名乗る男に救われ、警察への通報を免れる。ホッとした社本と妙子だったが、偶然知り合ったその村田に同業者としてビジネスパートナーにならないかと誘われる。誘われるがままビジネスパートナーになる社本だったが、なんと村田は平気で人を殺す冷酷で残忍なシリアルキラーだった。断ろうにも家族を殺すと脅されて断り切れない社本は巻き込まれる形で村田の殺害した遺体の処理を手伝わされる事になる。



※以下ネタバレ。ま、そういうことだから!

          

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 この映画の内訳→村田!村田!村田!村田!神楽坂さんのおっぱい!てな感じ(あくまで個人的な見解)。最後のおっぱいはそのまんまなので割愛する(笑)。というわけで本作は主人公はおろか、我々観客まで村田に振り回され続ける映画である。ある意味説教されてるような感覚に近いかも・・・。
 村田幸雄という男はただの頭のおかしいシリアルキラーではない。自分が生きるために、自分の都合が良いように生活していくために他人を巻き込み、邪魔になる相手を容赦なく排除していく。要は私利私欲のために人を利用したり殺したりと、俗っぽさを究極的に突き詰めた悪人なのである。別に精神的には病んでいないのだが、自分を中心として生きているため、常識が通用しない。頭のおかしい奴よりもよっぽどタチが悪いと思う。それに加えてでんでんさんが演じた事と、その圧倒的な演技力。これによって村田の一見どこにでもいそうな人の良さそうなおっさんだけど、ものすごく胡散臭く、その本性が現れるととんでもない怪物になるというギャップが見事に演出されており、よりリアルに感じた。
 そしてきわめつけは村田の自己中心的な部分から生まれる数々の暴言。いわば村田語録とでも言おうか(笑)。これがたまらなく面白い。印象に残ったものを少し紹介していこう。なお、実際のセリフとは若干違うかもしれませんのでご了承ください。

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超絶村田語録!
その1
「人はな!必ずいつか死ぬんだよ!でもどこで死ぬかなんて大抵の人間には分からない!だけどな、分かる人間もいるんだよ!それが俺だ!」
初めて社本の前で本性を現した時のセリフ。人間の死を超越しちゃうなんてそんな!村田さんぱねぇっす(笑)。

その2
 「ボデーが透明になっちまってるんだから心配するこたぁない」
 死体処理の後のほぼお決まりのセリフ。ボディじゃなくてボデーなのがポイント。

その3
 「お前の言っている地球は丸くてつるっとして青いんだろう?だがな、俺はそんな風に思っちゃいない!地球なんてただのゴツゴツした岩だ!」
 プラネタリウムが好きだと言った社本に言うセリフ。村田さんになら複雑な宇宙科学も紐解けるはずだ!

その4
 「このおま〇こ野郎!」
 社本の本性を暴こうとしている際のセリフ。フルメタル・ジャケットのハートマン軍曹を思い出す。若干熱血なシーンだったよね・・・。

その5
 「しゃ、社本くんやめて・・・社本くんちょっと痛い・・・」
 死ぬ寸前のセリフ。ここでこんなこと言うの!?と驚いた(笑)。

とまぁ色々あったわけですが、抜粋してみました。すぐにでも活用していきたいですね!

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 劇中のほとんどで暴れまくっていた村田も結局は自分の性格のせいで社本の理性の箍(たが)を外してしまい、社本に眠る残虐な影の部分を呼び覚まさせ、刺し殺されて破滅という残念な結果に。結局は村田も人間なのよね。

 初めての園監督の映画だったわけですが、非常に強烈でした。まさか邦画でこんな作品を観ることになるとは思っていなかったので、正直驚きました。次回作は水野美紀さんが主演の「恋の罪」という作品らしいですね。これも実際の事件からインスパイアされた作品だとか。冷たい熱帯魚に引き続き神楽坂さんも出演するらしいので楽しみです!

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          ↑最後に神楽坂さんのおぱーい

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2011-05-09 : 邦画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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SP革命篇 ~尾形の手紙ェ・・・~

2007年からテレビ放映されていたドラマ「SP」がスクリーンで堂々たる最終回を迎えた。前作「野望篇」の駄作ぶりから比較すると見違えるほどの良作に仕上がっており、楽しむことができた。
今回は日本を革命するために尾形の率いるテロリスト集団が国会議事堂を占拠してしまい、ちょうど議事堂に配備されていた井上達がその状況を打開すべく奮闘するという内容。

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前作のようなだらけた印象はなく、話のまとまりも良かった。特に序盤、テロリストによる議事堂占拠までの流れが鮮やかで、見入ってしまったほど。アクションシーンは相変わらず良い出来で、前作のような無駄に長い演出もない(それでも長いとは思うが)。そして肉体改造をして撮影に挑んだ岡田準一の動きは実に素晴らしい。また議事堂の内部は一部を除きすべてセットで再現したというのがいい。そういったスケール感でテレビ版との差別化を上手く図れていた。テレビドラマの映画化にとって重要な要素をカバーできていた事は評価できる。あと個人的に真木よう子さんが好きだ(笑)
しかし納得いかない部分が多い事も確か。それも重要な終盤に集中している。まず、重要な議事堂への突入シーン。ストーリー上非常に重要で、井上達が銃を撃つ唯一のシーンなのだが、すべてスローモーション。大したものではないにしてもせっかくの銃撃が台無しである。更に突入する際、いまいち盛り上がりに欠ける。もっとかちこみ的なテンションで扉をぶち破って突撃だったらもっと熱かった。次にそのあとの屋上でのシーン。スタジオ撮りの雰囲気がにじみ出ている。何も国内の撮影なのだからそこで手を抜く必要があるのだろうか。そして最後に、商業主義的な考え方。このSP革命篇には革命の前日の様子をドラマ化した特別編、「SP革命前日」というものがあり、それとセットで観賞することが必須となっている。つまりSPの映画版はあくまでファンのためのものなのである。更にラストの終わり方。明らかに続きをにおわせている。最初に描いたことと矛盾してしまうが、完全な終わりではない。せめて尾形の手紙の内容は明らかにしてほしかった。これ以上引き延ばすことにあまり必要性は感じない。

SP革命篇、否定的な事も多めに書いたが、邦画のエンタメとしては問題なく良作だった。前作、本作で素晴らしいアクションを見せてくれた岡田準一の今後も気になる。

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2011-04-24 : 邦画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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