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「ゴーストライター」 ★★★★(4.0点/5.0点)

124分/英・仏・独(2010)

          The-Ghost-Writer-2010-480x719.jpg

 ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞他各国で様々な賞を受賞している本作。全編を通し予想外に起伏のない落ち着いたトーンに戸惑いを感じつつも、クライマックスの盛り上がりに絶賛される理由を垣間見た気がする。

          the ghost writer

 元英国首相アダム・ラング(ピアース・ブロスナン)の新しいゴーストライターとして採用された主人公(ユアン・マクレガー)。締切の早さを除けばおいしい仕事だったが、前任のゴーストライターは謎の死を遂げていた。前任者の死に疑問を抱きながらもアダムの自伝を執筆していくが、事態は思わぬ方向へ。

          THE-GHOST-WRITER_original.jpg

 最初にも書いた通り、ほぼ全編が同じトーン(色合いも全編にわたって暗い)で起伏が無い展開が続く。大体124分のうちの110分くらいはほぼ平坦。劇場で観賞中も尻が痛くなった。まぁ言いかえれば大して面白くないという事なのだが(笑)。が、しかし、クライマックスで前半から引っかかり続けていたある事実が明らかになるという場面で、それ自体は案外普通の事実なのにやたら心拍数が上がる。それは何故か。やはり終盤まで起伏なく展開している事が一番のポイントであろう。ポランスキーは活字の映像化にも関わらず、原作の小説の雰囲気を敢えてそのままに(未読なので推測ではあるが)、文学的に演出することでクライマックスを引き立たせることに成功していると思う。オープニングから終盤のある展開まで一切頭角を現さず、クライマックスでちょこっと頭一つ出っ張らせただけなのにあれだけの爆発力を生み、さも劇的な展開のように見せる。流石巨匠と言うべきだろうか。

          The-Ghost-Writer-2.jpg

 本作は一度本編を観ただけでは真の面白さを見出すことのできない、いわゆるスルメ的作品である事は間違いない。とは言ったものの、他ならぬ私自身一回しか観ていないので説得力には欠ける(笑)。それは置いておいて、先ほど本作のポイントとして挙げた敢えて平坦にしたと思われる終盤までのストーリー展開、ここにこそ本作の真の面白さを見出すことができるのではないだろうか。どういう事かと言うと、クライマックスで明らかになる事実、少しネタバレすると、身近な人物がある事の仕掛け人だったというものだが、その人物は割と物語の始めから登場している。つまり、その人物の挙動や台詞一つ一つに注目して観ることで、仕掛け人を匂わすような部分があったのか確認していくのだ。そうすることで少しでもクライマックスに繋がる仕草等があったとしたら(もう一度言いますが、私は本作を一度しか観ていません)実に楽しいし、終盤までさほど疲れもせずに観賞できるはずである。観るというよりはやはり読み解くと言った方が本作の観方としては正しいだろう。

          the_ghost_writer_07-450x294.jpg

 ソフト版は来年の2月2日に発売予定らしいですね。非常に楽しみです。

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