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2010年映画 マイベスト

第10位 「月に囚われた男」
 シンプルなシナリオを数々のSF映画に対するオマージュで飾り付けた作品。切なさとサスペンス要素が絡み合い美しく良質な作品に仕上がっている。シンプルだからこそオマージュが引き立ち、そこに新たな味が生まれている。その産物と言えるのが劇中に登場する「ガーティ」というロボットではないだろうか。彼は電光掲示板に表示される何パターンかの表情と、アームだけで感情を表現しているが実に多彩で豊かな表情であった。ロボットが登場するSF映画は多いが、本作のガーティのようなロボットは見たことがない。監督のSF好きあってのものだろう。オマージュから生まれた新たなオリジナリティを確立していると言える。
 ほぼ一人で演じているサム・ロックウェルの演技も素晴らしく、同じ顔でありながら性格の違うクローンを見事に演じ分けている。        
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第9位 「トロン:レガシー」
 前作「トロン」から28年、進化した美しくダイナミックな映像表現と音楽の融合が生み出すエネルギーは他の作品の追随を許さない。実に素晴らしく、また可能性に満ちた作品であった。
以前からCMを手掛けていた監督の初の映画ということもあり、話の展開が乱暴で不自然、更には前作を観ていなければオマージュに気が付かず全く面白味のない作品に感じると思う。しかし可能性に満ちたとはこの事で、逆にその条件さえクリアしていれば十二分に楽しめる最高のエンタテイメント作品に変わることは間違いないだろう。至る所に散りばめられた前作へのオマージュ、激しくも美しい映像表現、ダフト・パンクによる良質な音楽。それらが一つになった時のこの映画の本当の素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらいたい。
また、これは個人的なことだが、オリヴィア・ワイルドの美しさが本作を支えていると言ってしまっても過言ではないと思う(笑) 彼女のこれからに期待したい。
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第8位 「ユニバーサル・ソルジャー リジェネレーション」
 言わずと知れたジャン=クロード・ヴァン・ダムの代表作「ユニバーサル・ソルジャー」シリーズ。本作はその新作であり、おそらくファンとってはたまらない作品である。50歳とは思えないアクションをこなすヴァン・ダムを堪能できるのももちろん素晴らしいが、なんと言ってもドルフ・ラングレン扮する宿敵のスコットの存在が大きい。1作目で壮絶な闘いを繰り広げた二人が10年以上経ってから再び対決し、凄まじいバトルを展開する。こんなに嬉しいことはない!!
 監督は過去ヴァン・ダムと2度タッグを組んだことのあるピーター・ハイアムズの息子、ジョン・ハイアムズ。本作ではピーターも撮影監督として参加している。これもファンには嬉しい限り。彼らの構築する秀逸なシナリオや、カメラワークにも注目してもらいたい。
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第7位 「Dr.パルナサスの鏡」
 ファンタジー映画界の名匠、テリー・ギリアム監督作品。撮影途中に主演のヒース・レジャーが急逝してしまったため、作品にできた大きな穴を埋めようと、彼の友人であるジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが後を引き継ぐ形となった。最初にこの話を聞いた時は残念であると同時に映画の先行きが心配であったが、公開されてみれば豪華なキャストや監督の持ち味が存分に活かされた快作であった。
 さすがにファンタジー映画を撮り慣れているだけあって彼の描く鏡の中の世界は非常に魅力的で自由である。CG時代の作品であり、未来世紀ブラジルや12モンキーズからは年数が経ったとはいえ、本作もアナログな部分に支えられており、逆にCGとの整合性を欠く事で少なめのアナログな部分が引き立ち、絶妙に絡み合っている。
 ヒースの死は非常に悔やまれるが、この作品が遺作となってしまったのはファンにもヒースにとっても幸せなことだったのではないだろうか。彼の冥福を祈るとともに、この作品が後々まで伝わっていってほしい。
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第6位 「マチェーテ」
 ロドリゲス作品というと、どれも趣向が似た傾向にあるような気がするが、今回ももれなく同じような内容。しかし本作は登場キャラクターが素晴らしかった。
 まずミシェル・ロドリゲス扮する「She」。彼女の腰のくびれに魅かれない男がこの世にいるのだろうか(笑) とにかくエロかっこよかった。この言葉に尽きる。この映画で改めてミシェル・ロドリゲスに惚れなおしてしまった。未見の方は是非彼女に注目してもらいたい。
 そしてなんと言ってもスティーブン・セガール扮する「トーレス」。そもそもセガールがメジャーな映画に出演というだけでファンには嬉しい限りだが、本作ではなんとコテコテの悪役を熱演している。挙句、ラストのマチェーテとの一騎打ちでは合気道技を披露している。もうファンには堪らない演出である。
 また、本作には常連のごとくトム・ザヴィーニが出演していたのも個人的にはツボだった。何だかんだで大爆笑の1本。
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第5位 「ゾンビランド」
 うわべは王道ゾンビ映画であるが、中身は一味違う。主人公が独自のルールを持っており、それを駆使してゾンビのはびこる世界を生き抜くというもの。シンプルではあるがそのアイディアが非常に良かった。また、ユーモア要素も豊富で、ウディ・ハレルソンがトゥインキーに夢中になっていたり、ビル・マーレイが出演していたりと、愉快で笑えるゾンビ映画に仕上がっている。ソーシャル・ネットワークでお馴染みジェシー・アイゼンバーグが主演しているほか、リトル・ミス・サンシャインの頃からすっかり大人びたアビゲイル・ブレスリンにも注目。
 従来のゾンビ映画ファンにも、新規ファンにもおすすめ。
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第4位 「エクスペンダブルズ」
 スタイリッシュさを追求したアクションが蔓延する現代に我らがスタローンが真っ向から勝負を仕掛けた意欲作。スタローンをはじめとし、彼を慕う肉体派アクションスターの豪華競演による筋肉お祭り映画の決定版。内容も凄まじいランボーアクションの連続、そして大量の火薬での爆破祭と、ボリューム満点。中盤のスライ、ウィリス、シュワの共演シーンで身震いした方も多いだろう。
 私もアクション映画が好きだが、こういうアクション映画が00年から10年も経った後に観られるとは思っていなかったため非常に嬉しいし、劇場で観ていてとても楽しかった。別に最近のスタイリッシュアクションが嫌いなわけではないが、観終わった後に印象に残っているようなアクションには余り出会えなくなってしまったというのもまた事実である。だからスライの気持ちはすごくよくわかる。エクスペンダブルズは今後もシリーズとして展開していく。実に楽しみである。
 ちなみに本作は吹き替えも往年のアクション映画ファンにはたまらない仕様で、ソフト版でもファンを満足させることは間違いないだろう。
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第3位 「リトル・ランボーズ」
 兎に角映画が好きな方には是非とも観ていただきたい1本。映画には宗教も人種も国境も関係ない、それほどの力があるという事を改めて実感させてくれる作品だった。主人公の映画に対する純粋な情熱が良く表現されており、映画好きな人間ならどこか共感できる部分があるはずである。
 この映画の最大の特徴は主人公や登場人物がほとんど子供で構成されているという点。随所に登場する落書きやパラパラ漫画など、創造力豊かな子供の脳内ビジョンを見事に映画にフィードバックさせている。本編に登場する自主製作映画の演出も子供ながらのものが多く、手作り感が上手く表現されていた。夢中になって特撮ヒーローやドラマの主人公になりきっていた頃、そんな誰もが経験したであろう時代を思い出しながら本作を観るのもいいのかもしれない。
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第2位 「第9地区」
 ピーター・ジャクソンが原案を考えたことで有名だが、監督も無名の新人で、有名な俳優も出ていない、そして低予算。しかし内容は目を見張るものがあった。新時代のSF映画、そして“男”の映画の傑作である。
 本作の魅力は主に、宇宙人の設定の新しさ、そして主人公の変貌にあると思う。
 まず宇宙人(通称エビ)についてだが、彼らは人間によって隔離され、家を与えられている。また、エビの中でも知能の高い者、低い者がいて、格差が生まれている。いわば人間によって人間たらしめられた宇宙人とでも言うべきか。人間よりも人間的な宇宙人とも言えるような気がする。
 次に主人公の変貌について、兎に角序盤から終盤、というか劇中ほぼ卑屈で嫌なやつとしてのイメージが強いが、ラスト、避けようのないエビ化、あるエビ親子との出会いによって本物の“男”に変わっていく。序盤は特に嫌なやつで、エビに対しての扱いも酷い。中盤エビ化が始まってからも自分の体を治そうとしてエビに協力する。しかしラストは自分の意思でエビの親子を救う。ダメなやつが変わるという展開はありがちだが、これほどまで勿体ぶって引っ張った、そして清々しい変貌ぶりには観るたびに燃える。
 本作では前述した要素の他にも、主人公を熱演したシャルト・コプリーの見事なアドリブ、秀逸なデザインのパワードスーツや武器類にも注目してもらいたい。特にパワードスーツはメカ好きには堪らない。
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第1位 「インセプション」
 堂々1位はクリストファー・ノーラン監督による野心あふれる作品、インセプション。いわばノーラン監督の頭の中のヴィジョンをそのまま映像にしてしまった内容、そして2001年宇宙の旅やマトリックスなどのオマージュを上品に取り入れたオタク的要素の強い作品だが、何度観ても素晴らしい。そもそもこれほど観る人を選びそうな作品を莫大な予算で製作できるというのがノーランの凄いところ。相当の自信と野心があるからこその作品であり、いかに肝の据わった人物であるかが窺える。
 夢の中に入り込むというアイディアはこれまでにもマトリックスや押井守監督のアヴァロンなどさまざまな映画で似たような題材が取り上げられているが、インセプションに関してはそこから更に発展し、細かなルール設定によってオリジナリティを確立しており、非常に完成度が高い。特に夢に階層があり、夢の中で眠る事によって次の階に潜る事が出来るという設定はお見事。
 キャストも豪華で素晴らしい。主要キャストはもちろんだが、ノーラン版バットマンでお馴染みのキリアン・マーフィーやマイケル・ケイン。更にはマリオン・コティヤールやトム・べレンジャーなども脇を固めている。皆キャラクターとしても魅力的で、それぞれ役割がきちんと設定されている所も面白い。また、渡辺謙さんが全編にわたって活躍していた事も日本人にとしてとても嬉しい。
 ノーランの極力実写に拘った撮影に関してもあまりの大胆さに感心するしかない。殊に無重力のシーンは無言で納得するしかなかった。無重力、および回転廊下のシーンでは30mほどの廊下のセットを縦、横共に製作し、実際に回転させたり俳優を吊って撮影している。恐ろしいまでの拘りである。実際に出来上がったシーンは素晴らしく、アクションシーンとしては近年稀に見る名シーンだった。
 音楽はバットマン・ビギンズ、ダークナイトに引き続きハンス・ジマー。相変わらず巧い。映画もそうだがサントラも何度聞いても素晴らしい。
 インセプションは総合的に見て文句なしの2010年第1位。自分のツボを完全に突かれたと言っていい。そしてノーランの次回作はダークナイトの続編、ダークナイトライジスという事だ。本作で出演したキャストのうちの何人かの出演も決まっているようで、期待大である。
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2010年、実に様々な映画が公開されたが、個人的にはアクション映画の飛躍の年だったように思う。ランキングにも入れたが、ユニソルやエクスペンダブルズでは往年のアクションスターが名を連ねており、アクション映画好きとしては嬉しい限りだった。
2011年は待ちに待ったトランスフォーマー3やSuper 8などエイリアン映画イヤーらしいが、それ以外にもどんな映画に出会えるかが楽しみ。
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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2011-04-24 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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