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「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」 ~マイケル・ベイの地球侵略~

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 実写版トランスフォーマーシリーズ3作目にして完結編。シリーズ初のデジタル3Dでの公開となった。言わずもがな今回もマイケル・ベイがメガホンを取り、前作、前々作以上に映像の見どころが多く、お金の掛け方も尋常じゃない。キャストも地味に豪華で、前作キャスト(ヒロイン以外)にプラスしてフランシス・マクドーマンドとジョン・マルコヴィッチが出演している。が、しかし映画としては・・・大作なのに万人にオススメはできない。

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 1969年、アポロ11号が月面着陸に成功し、人類初の偉業を達成したが、その裏であるミッションが遂行されていた。それは月の裏側に不時着した宇宙船(もちろんオートボットの)の調査だった。アポロの乗組員は難なく宇宙船に潜入、調査を行い地球に帰還、その後40年間政府はその事実を隠し続けた。そして現代、前作リベンジで倒されたと思われたディセプティコンが復活、その復活の裏に何かあると睨んだオプティマスは任務で訪れたチェルノブイリで偶然月の宇宙船の部品を発見する。オプティマスは自分たちに情報を公開しなかった政府を問い詰め、月の宇宙船の位置を特定し、現地に向かうことに。しかしそれはディセプティコンによる巧妙な罠だった。

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 ベイやん、もといマイケル・ベイは映画ってものを分かってんのか?大体何この雑な展開、小学生でも考えられそうじゃない?ベイやん「今回は真面目に脚本作ったよ(ドヤっ 」← えっ(笑)。新恋人?んなもんいなくても物語は成立するわ!・・・・・しかし本作にとってそんなのは些細な事で、それを補って余りある凄まじいエネルギーを感じられる作品だ。私にとって紛れもない大傑作である。
 冒頭でも書いたが、本作は映画としては全くと言っていいくらい成立していない。ベイはシーンごとに脚本を分業するらしいのだが、今回はそれが際立っており、全体的に散漫でぶっ飛んだ展開が目に付く。そういうわけで本作はシリーズ中最も突っ込みどころが多く、それに関しては各所でこれでもかというくらいボコボコに突っ込まれているので、ここではあえて良かった点を中心に紹介する。

トランスフォーマー ダークサイド・ムーンの良かったところ!
それは「ベイ節」と彼の映画作りに対する探究心だ!

てことはベイが大っ嫌いな奴はだめじゃねーか!って、そうです。そういう人は観ない方が良い・・・
 ベイ節とは、すなわち「爆破!」「お下劣」「悪趣味!」の要素の事で、本作にはそれら全てがテンコ盛りで消化不良間違いなし(笑)

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 まず「爆破」について。TFシリーズにおいて、ベイはオートボット達はCGでも爆破シーンは実写を使うことに拘った。シリーズ中ではリベンジが最も火薬量が多く、終盤の砂漠での爆破シーンは圧巻である。対して本作はかなり控えめで、下手をするとシリーズ中最も火薬量が少ないかも・・・しかし特筆すべきは本作の後半はシカゴの街中が舞台という事だ。つまり街中で文字通りドンパチを繰り広げるわけで、許可を取るのも当然困難、更にはディセプティコンによって侵略された街並みを作る美術スタッフも相当な仕事を強いられたことだろう。本作は限られたスペースの中で爆破するという面では相当に特化している。これはベイならではじゃなかろうか。また、爆破と合わせて終末感あふれる市街地の美術にも注目してもらいたい。
 「お下劣」について。ベイはどの作品においてもしょーもない下ネタを脚本に絡めたり、しょーもないカメラワークで女優を撮ったりする。本作ではそれがロージー・ハンティントン=ホワイトリーに向けられたようで、彼女のケツのアングルとかばっかでやたら映したがる。ベイは尻フェチなのだな、うん。まぁしょーもないネタは嫌いじゃないので個人的には良いかな(笑)。でもロージーは好きじゃない。
 「悪趣味」について。メジャータイトルでできないことができるからなのか、趣味なのかは良くわからないけど、たまにスプラッターとかホラー映画の制作を務めることがあるベイやん。彼の頭の中はきっとそういう悪趣味なもので一杯なのだろう。でも人のスプラッター・ホラー映画の製作ばっかじゃ満足できん!俺の撮ってるメジャータイトルにどうやってそういうのいれたらいいんや!てな感じでちょうど良かったのだと思われるが、TFシリーズのロボット同士の戦闘シーンは妙にエグい。毎度恒例だが、オプティマスの容赦のない言動(顔をもいでやる!とか)、そして脊髄を引っこ抜いたり腕ちぎったりとやりたい放題(笑)。更に本作では前作・前々作では描かれなかった、人間に対するディセプティコンの攻撃も描かれている。直接的ではないものの、敵の発する光線を受けた人間が宇宙戦争のあれの如く塵と化したり、骨だけになってしまうなどどこまでも容赦ない。逆にこれほど徹底されると彼の仕事ぶりに感心してしまう(笑)。

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 ここまでベイ節について書いてきたが、ここからは真面目に彼の映画に対する探究心について書いていこう。彼を一言で言い表すなら、頑固者であり努力家という言葉が当てはまると思う。本作を制作するにあたって、始めは3Dで撮影する気がなかったが、かのジェームズ・キャメロンの強い勧めでやってみようという気になったらしい。しかしやると決めてしまったら徹底的にそれを追求するのがベイのやり方で、今回も約1年3Dについての勉強をした上で制作に臨んでいる。本編を観るとやはりそれだけのことはあって、3Dをしっかり活かした見せ方や演出に目を見張るものがある(相変わらず戦闘シーンの分かり辛さは健在だが)。また、撮影技法に関しても彼は毎度凄いのだが、本作はそれが特に顕著。特に終盤、特殊部隊がシカゴのビルの間をモモンガのように滑空するシーンは凄まじく、そして素晴らしかった。撮影では本編内のようにウイングスーツを着て空を滑空して楽しんでいるチームにコンタクトを計り、OKをもらったという。そして彼らの頭に3Dカメラを付けて実際にシカゴの上空からダイブさせ、撮影した。その映像は圧巻で、ダイバー主観の視点から見下ろすシカゴの街並みは迫力満点で絶景そのもの(同じような滑空シーンがトゥーム・レイダー2にもあったような気がするけど、あっちは3人称視点だったっけ)。シカゴ上空での滑空許可に1年ほど時間がかかったらしいが、シカゴ側もこれほどのシーンを撮れたことで納得せざるを得ないだろう。また、1年も粘ったベイの頑固さにも脱帽だ。
 頑固ということはすなわち自分の目標とするビジョン、芯が通っているという事だ。ましてベイは我が強いため、何としても自分の意思を通そうとする。それは時に問題に発展する事もあるが、乗り越えれば本作の滑空シーンのように必ずと言っていいほど良い結果が出る。だから彼の映画はたとえ映画としてはつまらなくても、部分的にはとんでもなく努力して追求した結果が伴ったシーンが見受けられ、それがなんとなく観ている観客にも伝わってくる。私はそれこそがベイ映画の醍醐味だと思う。

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 ベイが監督を務めるTFシリーズはこれにて完結だが、どうやら4作目の企画も進んでいるらしい。主役候補にはジェイソン・ステイサムが挙がっているとか。今後の展開に期待。
ベイの今後は良くわからないけど、これからも頑固でいてほしいものだ(笑)。
 ちなみに全然関係ないけど、個人的に本作中最もかっこいいと思ったトランスフォーマーはサウンドウェーブのロボ形態でした。一瞬しか映らないけどね(笑)。次がショックウェーブ。

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          ↑サウンドウェーブ(上)ショックウェーブ(下)
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テーマ : SF映画
ジャンル : 映画

2011-08-11 : 洋画・SF : コメント : 0 : トラックバック : 0
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