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「ツリー・オブ・ライフ」 ~宇宙誕生から紡がれる命の木の枝~

 映像の魔術師ことテレンス・マリック監督の最新作。異名通り、魅せる映像美という意味では文句なしに素晴らしいが、中途半端な気分で観に行くと困惑・爆睡必至。今年観た作品の中では断トツで、単純に意味のわからない映画だった。各所で言われているが、現代版2001年、宇宙の旅という異名は間違ってはいないだろう。ただし、本家よりも意味不明・・・。

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 成功した実業家ジャック(ショーン・ペン)は幼き日を回想する。そこには厳しい父親(ブラット・ピット)に支配された家庭が広がっていた。徹底的に子供たちに自分の価値観を強要し、同調させようとする父の行動に反抗心を燃やしていたあの頃、優しかった母との日々。そんな思い出が次々と蘇ってくる。

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 話の根本となるのは父と子の確執。厳格な父親のもとに生まれた3人の息子たちが、成長と共に父の敷いたレールの上を歩くのが嫌になり、反抗心を燃やしていく。大筋は非常に分かりやすいし、そのドラマ部分の描写も繊細で感情移入しやすい(聞くところによると、マリック自身の過去と照らし合わせた自伝的なものではないかとのこと)のだが、問題はあまりに肉付きが良いことだろう。マリック監督の作家性という贅肉が沢山付いてとんでもなくメタボになってしまっている・・・
          
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 彼の作家性から生み出された演出の数々は幼少期の思い出を描くドラマの合間に挿入される。そしてそこに秩序が感じられないため、初見だとまず間違いなく混乱を来すだろう。序盤、ドラマパートが途中で暗転したかと思うと急に超新星爆発による宇宙誕生から恐竜のいた時代、人間の誕生、幼少期に至るまでを延々と振り返る。親子の縁を宇宙誕生から紐解くという意味合いはツリー・オブ・ライフというタイトルからなんとなく理解できるが、恐竜まで出したり、散漫な印象が強く、結局何が言いたいのかよくわからない。他にも聖書の引用や、脈絡のない景色の挿入、俳優に無駄に接近したショットがあったりと、メタ的な意味があるにしても読み解くのは非常に難しい。しかしながら、これだけ文句を述べたにも関わらず、観賞後しばらくするとどういうわけか再見したくなってくる。そんな不思議な引力を持ち合わせていることも事実だ。何か言い知れぬ魅力がこの作品には間違いなく備わっている。私も劇場で再見までには至らないにしても、ソフト化されたら間違いなく観るだろう。

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 色々言ってますが、テレンス・マリック監督作品はこれが初めてだったので諸々目をつぶってください(笑)

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2011-09-12 : 洋画・ドラマ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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