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「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」 ★★★(3.0点/5.0点)

107分/アメリカ・ベルギー(2011)

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 ベルギーでは知らぬ人はいないと言われている漫画「タンタンの冒険旅行」をスピルバーグがCGアニメとして映像化した本作。スピルバーグにとっては初の3D映画であり、同時に初のアニメーション映画でもある。

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 蚤の市で偶然見つけた帆船ユニコーン号の模型に一目惚れし購入した主人公の新聞記者タンタン。しかしその直後その船には関わるなと見知らぬ男に忠告される。家に戻ってはみたものの、訝しく思ったタンタンはユニコーン号を調べるために図書館に向かう。そしてそれはかつて海賊に襲撃され、積んでいた財宝と共に消えた軍艦だったことがわかる。意気揚々と自宅に戻るタンタンだったが、部屋は何者かに荒らされ、ユニコーン号の模型が消えていた。

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 私は「タンタンの冒険旅行」は衛星放送で放映されていたアニメ版を見たり漫画を読んだりと、当時それなりにのめりこんでいた。そのイメージで本作の制作を知った時は原作のテイストを想像したが、実際トレーラーを見てびっくりフジツボ!(笑)。アンディ・サーキスさん(シーザーっ!!)のパフォーマンスキャプチャ、美麗CGにも飛び上がるくらい驚いたが、それ以上に「ちょーアクションしてんじゃん!」と仰天してしまった。
 まずオープニングのジョン・ウィリアムズのスコアに乗ったかわいらしい影絵的な演出からグイグイ引き込まれた。冒険と名のつく作品でここまで正真正銘に冒険心をくすぐられた映画は今のところ私は観た事が無い。とにかくオープニング、序盤の謎の提起から旅に出るまでのワクワク感が堪らない。また、スピルバーグは当然のことながら映画のいろはを十二分に理解している。そのため、こういったアニメの作品を作るにあたって実写では実現するのが難しい演出をふんだんに盛り込んでしっかり実写との線引き図っているのだが、彼の場合その実現不可能な部分がとんでもない(笑)。その代表として挙げられるのが終盤の4分くらいのスピルバーグお得意のザ・スラップスティックコメディなワンショットだ。タンタンとハドック船長が財宝の手がかりである羊皮紙を取り戻そうとして逃げる敵を追いかけるという内容で、ダムや建物を盛大に破壊しながら傾斜を駆け降りる。まさに圧巻。一体どうやって構図を考えたのが非常に気になる。このワンショットを劇場で見られただけでも収穫があったと言える。

          tintin-junket_a01d.jpg

 が、しかし、中盤以降はアクションシーン以外は完全に失速しているように思う。そして致命的な事に冒険心の部分が抜け落ちてしまっているのだ。序盤こそ明確な理由づけによって冒険に出ているわけだが、中盤以降なぜ冒険しているのか明確によくわからず主人公タンタンに全然ノレなくなってしまった。案外淡白な中身も相まって、飽きに等しい感情まで芽生える始末。ひたすらスピルバーグ的アクションを堪能するというのも一つの観方ではあるが、個人的には納得がいかない。結果としてガクッと自分の中での評価が下がってしまった・・・。

          Steven_Spielberg-Peter_Jackson-The_Adventures_Of_Tintin-7.jpg

 まぁあくまで作り手もそのつもりなのかもわからないが、にしても致命的ではないかと。続編は制作として名を連ねているピーター・ジャクソンがメガホンを取るようだが、いったいどうなる事やら。
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2011-12-27 : アニメ映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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