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「哀しき獣」 ★★★★★(5.0点/5.0点)

140分/韓国(2010)
公式サイト

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 あの「チェイサー」の!なんとあの「チェイサー」の!!くどいようですが大事なことなので(笑)。2008年の韓国映画「チェイサー」で衝撃の長編デビューを果たしたナ・ホンジン監督の新作ということで期待値を上げまくっての鑑賞だったにも関わらず、その期待を上回る出来栄えに文字通り震えた。

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 とにかく凄いの一言に尽きる。私は本作は善し悪しでは語れないと思う。もはやその次元を遥か眼下に見下ろすが如く“凄い”のだ。では何がどう凄いのか、まずは作品からあふれるエネルギー。前作チェイサーで主人公ジュンホ(キム・ユンソク)が街を自分の足で疾走するシーンで私はずっと拳を握りしめていた。つまり力が入っていたわけだが、その感覚が本作でも襲ってくる。しかも前作よりコンスタントにその感覚に見舞われるため、観ているこっちはかなりのカロリーを消費するような気分にさえなってくる。いわばスクリーンから叩きつけられるエネルギーの洪水とでも言おうか。

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 静と動=食ったら走れ。本作の構成はこんな感じ(笑)。代理殺人を依頼された主人公グナムが想像し得なかった事態に巻き込まれ逃げるハメになってしまうのだが、食っては走って逃げの繰り返し。単純ながら非常に説得力ある作りだ。あれだけ必死に走るにはそれに見合うエネルギーの補充が必要ということをしっかりわきまえたリアリティには納得。主役は前作チェイサーでシリアルキラー役だったハ・ジョンウ、敵役には同じくチェイサーでは主役だったキム・ユンソク。なんと入れ替わってます(笑)。しかし二人とも全くキャラが違う役作りが出来ており、改めて俳優の可能性を感じさせてくれた。この二人はほんとに素晴らしい。特にハ・ジョンウは人間くさいいい塩梅のキャラクタに仕上がっていた。明らかに素人くさい手付きと計画で殺人計画を練る様子等なんとなく親近感が湧くというか、その変にいてもおかしくない気もする(笑)。「2時10分、3時10分・・・」

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 本作、前作に比べ格段にスケールアップしている。数アングルから撮り貯めた総カット数はなんと5000カット。その中から監督が厳選したカットを使用しているとのこと。中でも特筆すべきは終盤の怒涛の追走劇。なんと6つのパートに分かれており、次々に場所を変えながらグナムが走り抜く。追走激の終盤には大型トラックによるクラッシュシーンや乗用車でのカーチェイスシーンが組み込まれ、とんでもない量の車が破壊される。この数分間はとにかく圧巻。カメラアングルや構成力もさることながらよく実現できたなぁと。ナ・ホンジンとんでもねぇ!(笑)。
 冷静に観ると本作には当然粗も存在します(全体的にカメラワークが見づらいなど)が、そんなことほんのちょっとのことですね。本作にはそれを遥かに凌駕するエネルギーがありますし、最初に言いましたが本作は善し悪しじゃないので。それにしてもナ監督の次回作はどうなってしまうのか。とんでもない作品になるのは間違いないとは思いますが、逆にちょっと心配ですね(笑)。

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 もちろんパンフも入手。プロダクションノートの内容が中々興味深かったです。




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(2009/10/02)
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2012-03-03 : 韓国映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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